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自動車保険の担保の種類と内容

「担保」は保険金がおりる、「不担保」はおりないという意味

自動車保険に加入したり、保険会社の切り替えを検討しているときに「担保」「不担保」という専門用語が出てきます。

これは簡単に言えば「担保」=補償される、「不担保」=補償されない」という意味です。

保険金が支払われると思っていたのに、実際は支払われなかった
保険が使えないと思っていたら、後で実は補償があったことを知ってガッカリした

こんなことはなるべく避けたい事態ですよね。

担保と不担保の範囲をよく分かっていないまま自動車保険に加入していることは、保険料の無駄につながります。

このページでは自動車保険の「担保」と「不担保」とは一体何なのか?どんな種類や内容があって、どんな時に補償してくれるのか?をわかりやすく解説しています。

目次

「担保」「不担保」とは

自動車保険における「担保」とは「保険金を支払う」ということで、「不担保」とは、その逆で保険金が支払われないことをいいます。

まず最初に、自動車保険には年齢による担保・不担保があることを知りましょう。

年齢条件による不担保

年齢による担保・不担保を設定すると保険料が節約できます

自動車保険は加入時に年齢条件の設定ができます。

年齢が若い人ほど事故を起こす確率が高いので、自動車保険は高くなります。その逆に年齢が上がる程保険料は安く設定されています

保険会社では、年齢条件を主に以下のように区分しています。

自動車保険の年齢条件と保険料の関係図

  • 全年齢担保 ・・・ 何歳の人が運転しても保険の対象になる
  • 21歳未満不担保 ・・・ 21歳未満はNG
  • 26歳未満不担保 ・・・ 26歳未満はNG
  • 30歳未満不担保 ・・・ 30歳未満はNG
  • 35歳未満不担保 ・・・ 35歳未満はNG

例えば、運転者の年齢条件が「26歳未満不担保」であれば、「26歳未満のドライバーは補償対象外」となり保険金はおりません。

担保の種類と内容

自動車の任意保険には7つの担保種目があるよ

自動車保険の担保の種類とは「補償の対象となる事故の種類」のことをいい、7種類あります。契約者はこれらを組み合わせて、補償の内容を自由に選ぶことができます。

■任意保険の7つの担保種目
①対人賠償他人を死傷させて法律上の賠償責任を負ったときの保険
②対物賠償他人のモノを損傷し法律上の賠償責任を負ったときの保険
③④人身・搭乗者傷害運転している自分や搭乗者が事故により死傷した場合に1名ごとに支払われる保険
⑤自損事故自分の運転ミスで自分自身が死傷した場合に支払われる保険
⑥無保険車傷害保険に未加入で賠償能力のない相手により死亡・高度障害となったときの保険
⑦車両保険事故で壊れた自分のクルマを修理するときの保険

4.自損事故保険と5.無保険車障害保険の2つは他の担保種目や保険商品に自動付帯されるので、加入の際に私達はあまり意識していません。

各項目の詳しい条件や、具体的にどんな時に保険金がおりるのかといった内容を確認したことが一度もない、という人も多くいます(私もそうでした笑)。

万が一の時のために知っておくべきことですし、必要ない担保項目を削減することで保険料の節約に繋がります。必ず確認しておきましょう!

①対人賠償(相手への補償)

自賠責保険だけでは足りない!無制限で加入しておくべき

対人賠償とは、事故で他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負担する場合に使います。この保険は自賠責保険から支払われる金額を超える部分に対して支払われます

「人」への賠償で想定されるもの
  • 治療費などの実費
  • 逸失利益
  • 精神的損害
  • 将来の介護料

対人賠償のなかで最も高額になるのが、被害者が死亡や後遺傷害になった場合。

被害者が今後得られるはずだった収入を元に逸失利益の額が計算され、その金額を加害者が賠償することになります。過去の賠償事例では3憶円近くの賠償を求められたケースもありました。

強制加入の自賠責保険に加入していれば十分という人がたまにいるのですが、自賠責保険による補償は死亡や後遺症に対して3000万円、傷害に対して120万円という上限が決められています

いざというときに自賠責では補償しきれません。対人賠償保険は「無制限」で加入しておきましょう。

②対物賠償(相手への補償)

相手の車や壁、建物や信号などを壊したときのための補償です

契約中の自動車を運転中に、他人の車やガードレール、電柱、信号、建物など他人のモノ(財物)を壊し損害を与えてしまった時に、壊した財物の修理費や買い替え費用が補償されます。

あくまで相手への損倍賠償を行うための保険なので、自分や家族が所有物の損害については対物賠償保険では補償されません

対物賠償保険の「直接損害」と「間接損害」

対物賠償には、「直接損害」と「間接損害」があります。

直接損害壊したモノの修理費用や買い替え費用のことで、損傷を受けたモノを事故前の状態に戻すのが原則。破損した車を買い替える時は、その形式や年式、使用年数、用途車種などに応じた車の価格を支払います。
間接損害修理期間中の代車費用やお店に突っ込んで休業させてしまった場合の修理費用や、休業損害費用のことをいいます。
対物賠償保険では保険金が支払われないケース

以下の人達が所有・管理している財産的価値のあるモノが破損・汚損しても対物賠償保険では補償されません。

  • 記名被保険者(保険契約者)
  • 保険のかかった車を運転中の人と、その父母、配偶者、子
  • 被保険者とその父母、配偶者、子
  • 被保険者の使用者

対人賠償と比べると対物は損害額がそこまで高くないイメージがありますが、衝突した場所によってはとんでもない賠償額を請求されることもあります。

高級車や観光バスに衝突してしまったり、トラックと事故を起こすと積み荷の損害も発生します。1000万円以上、高額なものだと何憶もの賠償を求められることもあります。

対人と合わせて、対物賠償も「無制限」が安心です。

③④人身・搭乗者傷害(自分と同乗者への補償)

「自分」と「一緒に乗っている人」を補償してくれます

自分と同乗者に対しての補償には「人身傷害」と「搭乗者傷害」があります。

この2つは、保険金の支払われ方・補償内容が異なります。

☆保険金の支払われ方
人身傷害実際の損害額が支払われる
搭乗者傷害あらかじめ決められた金額が支払われる
☆補償内容
人身傷害入院・通院・死亡・後遺障害
治療費・休業損害・精神的損害・将来の介護料・過失利益・葬儀費など
搭乗者傷害入院・通院・死亡・後遺障害

人身傷害保険は、事故を起こした際に単独事故でも相手がいる事故でも、どちらでも過失の割合に関係なく実際の損害額を受け取ることができます。

搭乗者傷害はあらかじめ契約で決められた金額が支払われます。

人身傷害も搭乗者傷害も、車に乗っている自分+同乗者への補償がある、という点は同じです。

優先度は人身傷害保険>搭乗者傷害保険。搭乗者傷害保険は人身傷害保険の上乗せだと考えましょう。

⑤自損事故

自分が100%悪い、怪我人のいない事故のときの補償です

自分が100%悪い自損事故において、自分の身体の損害を補償してくれる保険です。車両損害のような物損については補償してくれません。

ちょっと、分かり難いですが、物損事故は物の破損だけで怪我人のいない事故です。

自損事故保険で補償されるケース
■相手のいない単独事故の場合
(例)
・運転ミスで電柱に激突した
・ハンドルを切り損なって崖から転落した
・サイドブレーキを掛け忘れ、自分の車と塀の間に挟まれた
■相手がある事故でも自分の過失が100%の場合
(例)
・信号(正規の場所)に停止していた車に衝突した
・センターラインを越えて対向車と衝突した

上記のような場合、同乗者には自分の自賠責保険が支払われますが、自分自身の身体の損害には自賠責保険は適用されないので自損事故保険が必要となります。

この自損事故保険は、一般的に対人賠償保険保険に加入すると自動的に付帯されます。
※対人賠償保険は相手を死傷させた時に補償するもので、運転手本人を含む家族は補償されません。

人身傷害保険と補償が重複する部分があるので、人身傷害保険が付帯される場合は不担保となる商品が多いです。

ちなみに、故意の事故や酒酔い運転、無免許運転などによる事故には補償されません

⑥無保険車障害

保険に加入していない相手との事故で補償される保険です

相手が逃げてしまった、任意保険に加入していない、保険には加入しているが保険金がおりない・足りないという場合に補償があります。

無保険車とは?

  • 任意保険の対人賠償保険に加入していない
  • 契約条件と事故を起こした状況が規定に沿わず不担保となる場合
  • ひき逃げや当て逃げなど、相手が不明なとき
  • 発生賠償額が支払われる保険金の限度額を超えているとき

上記のような無保険車との事故により、搭乗者が死亡・後遺障害を生じた場合に自賠責保険の保険金を超える部分について保険金が支払われます

歩行中の事故も補償される

記名被保険者とその家族は、契約中の車に乗っていない歩行中の無保険車との事故についても補償が受けられます。

故意の事故や被保険者の酒酔い、無免許の場合の事故については不担保となります。

⑦車両保険

自分の車の修理費をカバーしてくれる保険です

「せっかくの新車なのに駐車場で当て逃げされてしまった」
「ガードレールに突っ込んで車を壊してしまった」
「狭い田んぼ道で端に寄り過ぎて墜落してしまった」

こういった偶然の事故で、自分の車の修理代金などをカバーしてくれるのが「車両保険」です。

自損事故時の車の補償はもちろん、相手のある事故での過失割合分の修理代もカバーできます。

私も以前車をぶつけたことがあるのですが、バンパーの交換だけで40万円かかりました。自動車の修理代は思ったより高額になることがあるので、備えが無い人は車両保険をつけておくと安心です。

※車の修理代の他に、火災・台風・洪水・盗難の被害に遭った場合にも損害を補償してくれます。

車両保険の種類

車両保険には、大きく分けて「一般車両保険」と「エコノミー」の2種類があります。

■一般車両保険
補償範囲が広く、単独事故や当て逃げ事故も補償されます。自転車との接触や電柱に衝突、当て逃げ(相手車不明)、転落・墜落のような単独事故は「一般車両保険」でしか補償されません。
■エコノミー
走行中の車同士の事故のみに補償してくれます。相手が分からない場合は保険金は支払われません。補償範囲が限定されているので、その分保険料は安くなっています。
補償内容
一般車両 エコノミー
他車との衝突・追突・接触
盗難
台風・洪水・高潮
火災・爆発
落書き・いたずら・窓ガラス破損
飛来中・落下物と衝突
当て逃げ(相手車不明)×
自損事故×
自転車との接触×
車両不随損害の補償

必要に応じて車両保険に組み合わせることができます

車の事故によって発生するさまざまな費用を補償してくれる、車両付随損害という保険があります。

  • 代車費用
  • 修理工場からの運送費
  • 帰宅する際の費用
  • 宿泊費
  • 身の回り品の損害

車両付随損害保険では、上記のような場合に補償があります。

陸送費用

契約中の車が事故で走行不能になった場合、修理工場までレッカーでけん引搬送したり、クレーンなどの作業料金、有料道路料金、運搬搬送費用が保険で補償されます。

宿泊費用

事故を起こした現場から契約中の車がレッカーけん引・搬送されて、そこから移動する場合、臨時の宿泊を余儀なくされる場合は、たいてい1泊分の宿泊費用が、定められた保険料の限度額まで補償されます。

帰宅費用

外出先で事故や故障をしてしまい、契約中の車が自力走行不能となった現場、トラブル現場から自宅までの交通費、または目的地への移動にかかった費用が保険で支払われます。

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