国内の自動車保険会社
代理店型 | 通販型 |
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国内損保と外資系の自動車保険。
どちらがいいのか?安いのはどちらか?違いを徹底比較しました
自動車保険の会社には代理店型と通販型があり(詳しくはコチラ→【自動車保険】ネット・ダイレクト損保と国内大手損保の違いと比較)、それぞれ国内と外資系の会社があります。
これを知った時、下記のような疑問が頭に浮かびました。
そもそも国内と外資系の自動車保険会社はどこなのか、それぞれどんな違いがあるんだろう、安いのはどこなんだろう?…そんな思いから色々と調べた結果、分かったことをこのページにまとめました。
国内損保は11社、外資系は4社。
それぞれ代理店型と通販型があります
まずは国内と外資系の会社の把握から。
代理店型は店舗にて、通販型は電話やインターネットから加入します。
代理店型 | 通販型 |
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「外資系の自動車保険会社」とは、外国人(法人)が全体のうち3分の1以上の株式・持ち分を保有する、自動車保険を扱う会社のことを指しています。
代理店型 | 通販型 |
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外資系はなんだか不安…?
国内損保とのちがいってどこなんだろう?
1997年に日本で初めて通販型の自動車保険を販売し始めたのが、外資系保険会社のアメリカンホーム保険でした。
それ以降、日本の通販型自動車保険業界にチューリッヒ・アクサダイレクト…と外資系通販型損保の参入が続き、「通販型の自動車保険=外資系」というイメージをもつ人もかなり多いと思います。
が、外資系=通販型で、国内損保が代理店型の保険かというと決してそうではありません。通販型の自動車保険会社は、今では国内損保のほうが多く存在します。
国内の自動車保険も、外資系の自動車保険も
事故対応・ロードサービスに違いはありません
では一体どこが違うのか?と調べた所、上記でも少し触れましたが、外資系の保険会社は外国人(法人)が会社の3分の1以上の株式・持ち分を保有している、という点が挙げられます。
違いといえばその出資者の違いくらいで、事故対応やロードサービスを比較しても差はほとんどありません。
外資系損保も国内損保と同様に、保険業法に基づいて日本で免許を取得し営業しています。
さらに、外資系とはいえコールセンターや手続きの対応が英語なんてことはもちろん無く、全て日本人が行っています。
国内も外資系も大差がないことがわかったところで…では、自動車保険の料金は国内損保と外資系損保、どちらが安いのでしょうか?
それぞれ見積もりをとり調べてみました↓↓↓
通販型が圧倒的に安い!
1番安い会社と高い会社では倍以上も保険料に差が。
国内の自動車保険会社は代理店型と通販型にわけられますが、圧倒的に通販型のほうが安いです。
それぞれ見積もりをとり平均を比較したところ、年間33,000円以上の差が出ました。
(※詳しくはこちら→【両方で見積もりを取ってみました】料金差を比較)
今回も同条件で比較を行ってみました。するとやはり代理店型と通販型ではかなりの料金差がみられました。
【算出条件】
トヨタ/アルファード/ブルー免許/対人対物:無制限/人身傷害:3000万円/車両保険:エコノミー/31歳男性/本人限定/走行距離5,000-10,000キロ/11等級
1番安かったのはイーデザイン損保で、これは11位のあいおいニッセイ同和社と比べると半額以下の保険料です。
次に外資系自動車保険の料金を見ていきます↓↓↓
外資系自動車保険も、国内と同じく法の規定に基づき認可を受けています
外資系の自動車保険…というと、「大丈夫なの?」と不安に思う人も多いですが、外資系の保険会社が日本で営業を開始したのは意外と古く、戦後1946年のAIU保険会社が始まりです。
歴史が古いことに加えて、日本で保険を販売するには日本の金融庁から保険業法に基づく免許を取得する必要があります。
法の規定に基づき認可を受けているので、国内系の損保会社と比べても違いはありません。
【算出条件】
トヨタ/アルファード/ブルー免許/対人対物:無制限/人身傷害:3000万円/車両保険:エコノミー/31歳男性/本人限定/走行距離5,000-10,000キロ/11等級
1番安かったのが通販型のチューリッヒで、代理店型のAIU保険とは倍近く金額が違いました。
※アメリカンホームダイレクトは2016年4月に新規契約の販売活動を終了しています
国内・外資系、どちらを選んでも保険料に大きな差はありません
国内の自動車保険会社と比較してみると、通販型・代理店型共に料金差はありませんでした。
国内の自動車保険・外資系の自動車保険、どちらを選んでも支払う保険料は大きく変わらない、ということがわかりました。
外資系の自動車保険会社は、CMなど広告の影響で一般的に保険料が安いイメージがあるかと思います。
実際、国内の通販型自動車保険が登場する前は、国内損保に比べると外資系の自動車保険が圧倒的に安かった事実があります。
過去は圧倒的に安かった外資系の自動車保険。
今では国内の自動車保険と変わりはありません
1997年に保険の自由化が開始され、誕生したのが「リスク細分型自動車保険」です。
これは「年齢」「性別」「免許証の色」「年間走行距離」「車種」「所有台数」など、加入者の条件を細かく分類することでリスクに応じた保険料率を設定する方法です。
外資系の自動車保険会社は、このリスク細分型を保険料算定に使用しました。それに加えて通販型で手数料がかからない分、大幅に保険料を下げることができました。
そのため外資系の自動車保険会社が登場したての頃は、それこそ国内損保とは比較にならないレベルで保険料が安かったのです。
が、今では国内系、外資系どの自動車保険会社も「リスク細分型」を採用しています。通販型自動車保険も国内の方が多く増えました。よって、保険料に差はなくなりました。
唯一挙げられるとすれば撤退のリスクがあります
外資系の保険会社に加入するリスクとして挙げられるのが、「撤退」です。
アメリカンホームダイレクトは2016年4月に新規契約の販売活動を終了。継続はできるとのことで、新たな引受会社としてソニー損保へ案内を行っています。
アメリカンホームダイレクトは元々AIGグループでした。AIGといえば、アメリのニューヨークに本拠を置く保険会社で、2007年のアメリカサブプライムローン問題によって金融危機が起こった際に、2008年に経営危機に陥った会社です。
その後、アメリカ政府の管理下で経営再建が行われることになり、生命保険事業を売却し、損害保険事業に力を入れる方針を固めています。
2013年4月に保険持株会社としてAIGジャパンホールディングスが誕生し、その傘下に損害保険会社4社が営業しています。
そのうち、自動車保険を扱っている会社は「AIU損害保険」「富士火災海上保険」「アメリカンホームダイレクト」の3社。
AIGは2016年11月にAIG富士生命保険を売却して、日本の生命保険事業から撤退を発表しています。
アメリカンホームダイレクトも新規契約の販売は終了していますし、AIGの傘下に入っている損害保険会社の今後の動向が気になります。
契約に関して気になる点がもう一つあり、それは等級が6等級以下になると翌年から契約できなくなることです。
事故を起こして等級が下がり6等級以下になると、外資系の通販型自動車保険では継続を拒否される会社があります(これは国内の通販型も同様)。
国内の損保会社でも事故多発契約者は慎重に審査されますが、相当な場合を除いて契約拒否はありません。心配がある方は国内の代理店型自動車保険を選択すべきです。
外資系自動車保険の評判をまとめました
◯ 事故連絡後の対応・相談ごとに対して丁寧で細かい指示があり満足している。 ◯ 動揺して上手く説明できなかったが、優しく丁寧な対応で安心できた。特にロードサービスの方は雨なのに常に笑顔で迅速に対応してくれた。 × 事故担当者への直通回線が繋がりにくい。自動応答のまま10分近く待たされた。 × 相手との交渉において当日中の内容は当日中に連絡がもらいたかった。 |
チューリッヒは、特にロードサービスの対応に関して「迅速で丁寧な対応だった」という満足の声が多いです。
不満としては「電話対応にムラがある」「回線が混みあっていて待たされた」「交渉の連絡が当日中に来なかった」という声が目立ちました。
この問題に対して、チューリッヒでは必要事項をスタッフがきちんと説明できているかチェック機能を設けた、と公示。解決策を提示しています。
◯ 事故対応、処理がとても迅速だった。的確な指示があり本当に助かった。 ◯ バッテリー上がりへの対応がとても迅速で助かった。オペレーターが丁寧だった。 × 契約更新時に金額がかなり上がっていた。案内書に何の説明もないのは不親切。 × 担当者が決まるまで時間がかかりすぎていた。相手との交渉ができず相手を怒らせてしまった。 |
アクサダイレクトは顧客の声を公式ページに掲載していて、不満の声に耳を傾け改善しようと努力している姿が見られます。
例えば「早く保険金を受け取りたい」という要望に対して、診断書の代わりに治療申告書を提出ればOK,というように手続きを簡単にしました。
原文のまま顧客の声を掲載している点や過去の改善に取り組んだ姿勢などを見ると、信頼できそうな印象を受けます。
◯ 私の話や不安を丁寧に聞いてくれ、精神的にもフォローしてもらった。 ◯ 代理店の適切な指示で素早く行動できた。担当者の温かい言葉に心が和んだ。 × 保険料が高い割には対応が悪い。 × 事故対応が遅い。こちらから連絡しないと放置だった。 |
AIUは代理店型の保険会社。その為、通販型の自動車保険とくらべて保険料が高めです。
事故受付窓口の電話対応は賛否両論があるものの、お客様満足度調査の結果は94%と公式ページで公表しています。
実際に海外旅行の保険を使用したことがありますが、電話対応は良かったですし保険金の支払も早かったのを覚えています。
事故対応顧客満足度 | レッカー無料サービス (顧客指定工場までの距離) | JD.パワー事故対応総合満足度 (2016年) | |
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チューリッヒ | 95.6% | 100km | 3位 |
アクサダイレクト | 94.7% | 35km | 7位 |
AIU保険 | 94.0% | 100km | 5位 |
※レッカーサービスは保険会社指定の修理工場までのレッカーなら運転距離問わず無料。こちらが指定する修理工場の場合には、上記表の通り距離制限が設けられています。
国内・外資系、どちらでも大きな違いはナシ。
安心安定重視の人は代理店型を選択しよう
今回、国内と外資系の自動車保険会社を詳しく調べてきてわかったのが、保険料・事故対応・ロードサービス・対応において大きな違いはないということです。
違いといえば繰り返しになりますが、出資元が国内か海外の違い、そして外資系は撤退リスクがあるという点のみになります。
重視する点を決め、それによってどちらにするか選ぶのが良いと感じました◎
ただし単純に保険料が高ければ安心、安ければ対応力に欠けるという考えは誤解で、事故を起こした時の対応は結局その時の担当者次第です。
代理店型か通販型かで迷っている方は、こちら
→【自動車保険】ネット・ダイレクト損保と国内大手損保の違いと比較
マニュアルで対応が統一されている大手国内代理店型損保がやはり最も安心感があります(ただし保険料はめちゃ高い)。
自動車保険の一括見積りで保険料が54,500円→29,080円に!
25,420円安くなりました
複数の自動車保険会社の保険料を比較できる、「保険スクエアbang!」は、
大手損保複数社の見積りがリアルタイムで表示されるので、自分にとって1番安い自動車保険会社がすぐにわかります。
利用者数400万人以上と安心の実績があり、見積りは満期日の119日前(約4カ月前)から可能!
もちろん見積りは無料です。我が家もここで自動車保険料が25,420円も安くなり、家計が節約できました!
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